初めてのヒッチハイクで学んだ事【金沢〜東京ヒッチハイク旅】
お疲れ様です!
てりーです。
実は去年からヒッチハイクにはまっていて合計で100台を突破しています。
そんなぼくですが、初めてハイクした時はめちゃくちゃ緊張しました。
ちょうど最近はじめてヒッチハイクした時に書いていた物を見つけたので、
それをみながら初めてのヒッチハイクを振り返っていこうと思います。
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ここから2017年6月5日に書いたものです
6月2日〜4日まで能登半島に遊びにいきました。
その帰りに友達と一緒に生まれてはじめてヒッチハイクに挑戦してみました!
お金も土地勘もない2人がいきなり「車に乗せて送ってくれ!」という一見、
価値を一方的にもらっているだけに見える交渉を膨大に行っていく中で何もできない大学生なりの価値の与え方も見えて来ました。
今回はその経験から得られた教訓をまとめます。
金沢駅前から東京の用賀ICを目指します。
友達と2人で金沢駅を6月4日16時にスタート!!
はじめてのヒッチハイクに緊張する2人。ガチガチになりすぎてほとんど何も出来ずに30分経過‥
このままではまずい‥という事で駐車場にいる人に片っ端から声をかけていくことにしました。
声をかけ始めること10分ほど。ついに最初の協力者が!!
ヒッチハイク第1号は買い物帰りのファミリー!
気さくなお父さんお母さんに高校2年生になる娘さん。
僕の自撮りが下手すぎてお母さんは見切れてしまいました。すいません‥
乗せていただいていることに感謝しながら、乗せてもらっているからにはせめてという思いで東京のこと自分自身のこと色々話しました。
そうするとお父さんが良く東京に仕事で行くということで予想以上に東京の話で盛り上がり、最後にはお父さんとはLINEの交換までさせていただきました。
話すこと1時間ほど近くの多賀サービスエリアまで連れて来てもらいました。まだまだ遠いですけど、高速道に乗ったことで今後の可能性が広がりました。
最初は車内でも初対面同士なので、気まずい雰囲気が流れるかと思いきや思いの外乗せてくれた家族はウェルカムでした
また若者たちとの会話や今後のヒッチハイクがちゃんと東京までつけたのかをLINEで実況するなどは向こうの家族も喜んでくれて価値を返せたと実感しました。
次は多賀サービスエリアでヒッチハイク開始!と思ったが全然捕まらない‥
というか東京方面に進んでいる車がまずほとんどない。
1時間ぐらいしても何の成果もあげられないので方面を変えて、一旦福井方面に進み名古屋を回って東京方面に進むことにしました。
最短距離では帰れなくなるけど車に乗せてもらわないと進めないのでこの選択をしました。
あとあとになってこの選択が英断だったと気付かされます!笑
話しかけること30分!
ヒッチハイク第2号は建設関係の自営業を行なっているおじさん!
写真的にすっかり夜になってますね。
このおじさんはもともと料理人の勉強をして板前として15年ほど働き、その後お父さんの仕事を手伝う形で建設業について8年目の方でした。
この方と話していてとても印象的だったのが25歳の女性と付き合っているとのこと!!正確にはわかりませんが歳の差15歳以上はあります!
しかしその話を深掘って行くと恋愛に関する学びがありました。
何とおじさんは3回もその女性に告白しているとのこと。普通だったら1回で諦める人が多い中、おじさんに
「告白することで振られても自分の現在地がわかる、ダメだと言われたところを直してサイドアタックすれば良いだけ!」
という言葉をいただいてなるほどと思いました。
確かに目標を達成しようと思った計画を組んで後はチャレンジを繰り返してPDCAを回して行くだけ。
それは恋愛でも同じ、1人で悶々と悩んでいても前には進めない。
とにかくチャレンジしないとPDCAが進まない。と思い
恋愛でももっとアグレッシブな姿勢が必要だと感じました。
そうこうしている間に滋賀到着!
結構来ましたね。
石川県の多賀ICから福井を通って滋賀まで送っていただきました!
今回のおじさんは仕事終わりで1人での帰宅途中だったので話し相手になることに価値を感じてくれました。
若い人と会話したかったということで色々話す事が出来て良かったです。
ついた時には21時半。
こっからできれば日が変わる前に名古屋まで行きたいと思いブーストをかけて行きます!!
夜も遅いので人数も減って行く中、最初の頃の不慣れな感じもなくなりガンガン声をかけにいってます。
その間伏見くんがガン無視されすぎてメンタルにダメージを負うなどの事件もありました!笑
すると一度断られたはずの人が向こうから寄って来て乗っていっていいよ!といってくれました。
最初は疲れていたので、断ったが一生懸命いろんな人に声をかけている姿を見て乗せていってあげようと感じたそうです。
「いやあ〜ありがたい!」
という事で
ヒッチハイク第3号は神戸大学の医大生!実習場所への行きに乗せてくれました!
乗せてくれた理由に自分の友達もヒッチハイクをしているので、そういった人たちに親近感が湧いたからだとのこと。
大阪に住んでいて、名古屋の病院での実習の行きで次の日から実習開始というハードスケジュール!そんな中乗せていただいたことに本当に感謝です。
同じ学生なのですぐに盛り上がり世間話などをしているとあっという間に目的地へ!向こうの人の善意で高速を降りて近くの駅まで送ってくれるとのこと。
『そっから電車で名古屋駅まで10分で行けるよー」という言葉に甘えて駅まで送ってもらいました。
そして意気揚々と名古屋駅へ!!
名古屋にさえ来てしまえば後は東名高速に乗ってすぐつけるはずだー!!と深夜ながら意気揚々とした2人。
しかしそこで重大な失態を犯しました。
深夜で真っ暗な中、高速道路を降りちゃった!
名古屋に着いたからと浮かれていましたが、名古屋に来ても東名高速に乗れなきゃ意味がない!
そんなんかで高速道路を降りても深夜に車は走っていないし、そもそもヒッチハイクのプラカードみたいなのを掲げても夜じゃ見えない!
えっ‥これ詰んだんじゃない!
という焦り。
信号待ちしている車に何台か交渉して見ましたが、あまりにも可能性がなさすぎる‥
そこで苦肉の作でしたが一番近くのサービスエリアまで14キロの道のりを歩くという選択を僕らはしました。
結果4時間かかり、サービスエリアに着く頃には日も登っていました。
そしてまたヒッチハイク開始!明け方で全然人が捕まらないなか、途中2人ともベンチに座り込んで意識が飛ぶ場面も‥
2時間半ほど声かけを続けているとついに乗せてくれる人が現れました!
ヒッチハイク第4号は大学生の息子を持つお父さん!
大阪で1人暮らしをしている息子に実家浜松から家具を届けにいった帰りなので、浜松まで乗せてくれるとのこと。
目的を達成した後の明け方の運転で眠くなってくる頃なので話し相手が欲しかったとのこと。
また息子と同じぐらいの年齢の若者とじっくり話せたことで息子への理解も深まったようです!!
これでようやく東名高速に乗れて、かつ時間も10時ごろといい時間!こっからは怒涛のペースでヒッチハイクに成功して行きました!
ヒッチハイク第5号は伊豆旅行へ向かう老夫婦!
なんと商店街のくじ引きで当たった伊豆1泊2日の旅行券を使ってのご旅行とのこと!
旅行の行きというウキウキ気分を僕たちも味あわせてもらいながら、富士山の麓まで乗せてもらいました。
このままペースは衰えません、すぐに次の人が見つかりました。
ヒッチハイク第6号はアパレル業を営むお兄ちゃんたち
実家の厚木付近で古着屋を営んでる2人。
市内での仕入れには限界があるため名古屋まで古着を仕入れに行った帰りとのこと。
テンションが高くノリノリな2人との会話はすぐに大盛り上がり!!
しかもスマホの充電もさせてくれるという神対応!!
いやあ‥最初は怖いお兄ちゃんだと思っていたので、本当に人は見かけによらないですね!
自分の中で自己完結しないで話しかけてみることの重要性を感じました。
ゴールは目前の海老名サービスエリアまで送っていただきました。
以前からの友達のように仲良くなり別れが惜しかったです。
厚木在住と近いのでまたご飯でも行きましょう!と言いながら別れを告げラストスパートへ!
ヒッチハイク第7号!最後は30分前に別れたばっかのカップル!
乗せてもらってすぐ、お似合いのカップルですね!と話したらいきなりの地雷!!
伊豆への旅行を終え帰りの道中に別れたばっかのカップル!!
変に居合わせちゃって本当にすいませんという気持ちでいっぱいでしたが、むしろ2人でいるより他人が乗ってくれて嬉しいとのこと。
気まずい雰囲気もなく4人でワイワイ盛り上がって帰ってこれました。
2人は東京駅の方まで行くということで、東名高速の出口、用賀ICまで送ってもらいついにゴールを迎えました。
僕の家が用賀駅徒歩10分のところにあるのでそこですぐに2人で打ち上げをして
今回のヒッチハイクは幕を閉じました。
初めてのヒッチハイクで学んだ事
1つ目は価値の感じ方は人それぞれだということ!!
こう書くと一見当たり前のことですが、僕自身ヒッチハイクを行う前までは自分自身のものさしで価値を図っていました。
だからヒッチハイクで乗せてくれる人はとってもお人好しか、すごく暇な人。
自分の頭の中でそんなことを考えながらヒッチハイクを始めた気がします。
でもそれって自分が感じている価値でしかないんですよね!人が何に価値を感じるかは本当に人それぞれ例えば今回のヒッチハイクをまとめても
・僕たち→車に乗せてもらえること。 東京に近づくことに価値を感じた
・1組目の家族→若者と久々に話せること。珍しいヒッチハイクをしている人の話や生の実況を聞くことに価値を感じた。
・2組目のおじさん→1人だったので話し相手になってくれることに価値を感じた。
・3組目の医大生→ヒッチハイクをしている人の話や東京の学生との会話に価値を感じた。
・4組目のお父さん→明け方1人で眠かったので、話し相手になってくれることに価値を感じた。
・5組目の老夫婦→若い人と話せることに価値を感じた。またゆっくりと話を聞いてくれる相手に価値を感じた。
・6組目のお兄ちゃん→ヒッチハイクをしている人と話すことに価値を感じた。また若い人と一緒に盛り上がれることに価値を感じた。
・7組目のカップル→2人だけだと気まずいので、他人がいることに価値を感じた。
とまあこれだけ人によって価値の感じ方が違ったわけで、僕たちを乗せてくれた人たちはみんな僕たちにも価値を感じてくれました。
なのでどの場面でも
自分は実力がないからとか、実績がないからと思って引かずに相手が何に価値を感じるかわからないのでとりあえず交渉してみる!という姿勢が重要だと感じました。
何もないようで思ったより人間は価値を持ってます。無価値なんてことはありません!だからどんどん前向きに交渉していこうと感じました。
2つ目は自己完結が多い人は勿体無いということ!!
これもさっきの価値の感じ方が人それぞれであることと似ているんですが、とにかく自分のものさしで物事を測りすぎて自己完結している機会が多すぎると感じました。
例えば見た目で怖そうだったりする人はヒッチハイクは乗せてくれなさそうだから声かけるのやめよーとか、あの人は忙しそうだから声かけるのやめよーとかが自分の中で多すぎるように感じました。
これは断られることへの恐怖から大丈夫そうな人だけを狙いたいという心理がある気がします。
でもそれを続けていると本来なら交渉を通してくれる相手を見た目がだけで自己完結して逃してるわけになるわけですよね!それって勿体無い!!
僕も今回ヒッチハイクで全然人が捕まらず、なりふり構わずに声をかけるようになって初めて、自分が見た目からその人に対して描いていたタイプと全然違う人であることが多く、自己完結をしていたことで損をしていたんだと感じました。
本当に自己完結は勿体無い!!相手に聞いてみることで初めて相手が何に価値を置いているのかも分かるし、自分を発信することにもなる、またもし交渉が断られても分析が出来ます。
もっと自分の主観を他人に対しては捨てて、色々な人の考え方に触れていこうと感じました。
この2つから価値を他人に与える時、初心者は価値を与えよう価値を与えよう‥と深く考えすぎて、交渉の機会を失うよりかは、相手が何に価値を感じるかわかんないからとりあえず聞いてみよう!その上でそれが今の自分で与えられそうなら交渉成立だし、与えられそうもなかったら何が足りなかったか考えよう!ぐらいの気持ちで良いと思います!!
そうすると思ったより自分が与えられる価値が多いことを感じることができるので自信もつきますし、断られてもPDCAを回しやすくなるので成長が早いと思います。
かくいう自分もまだまだ初心者の部類なので今回のヒッチハイクからの学びを今後の活動に活かしていきます。
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去年のヒッチハイクを振り返りました。
なんというか「ぼく成長したなー」って感じます。
今ではヒッチハイク100台突破したり、居酒屋に一文無しで突入したり、いろんな人にアポなしで会いに行ったり
それらが出来るようになったのも
この時に一歩踏み出した事で価値観が変わったんだなーって感慨深くなります。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでくれてありがとうございました!!
てりー